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 ドクターヘリの本格導入を記念して開かれた式典
4月1日から本格運航。
北海道で新年度からドクターヘリ事業がスタートすることを受け3月31日午後2時から、札幌市中央区のホテルロイトン札幌で運航記念式典が開かれた。主催はドクターヘリ事業の基地病院として活動を行う手稲渓仁会病院(札幌市手稲区)。
ドクターヘリは、ヘリコプターにドクターとナースを乗せ、いち早く患者のもとまで運び、1秒でも早く初期治療を施すというもの。もちろん機内には治療に必要な医療機器も積載されている。
初期治療開始までの時間を短縮することで、死亡率や重度の後遺症が残るパーセンテージは格段に下がる。
厚生労働省は2001年度からドクターヘリ導入促進事業を開始。5年で全国30ヵ所にドクターヘリを配置しようと計画を温めたが、ドクターヘリの運航に要する費用は1年間で約2億円。費用は国と都道府県が折半して負担することになっているため、逼迫した財政状況にある道にとって、計画の導入は容易でなかった。
そうした中、手稲渓仁会病院は2002年2月、独自に「北海道ドクターヘリ運航調整研究会」を発足。移動に時間がかかる過疎・遠隔地が多い北海道にとって、1日も早いドクターヘリの本格的な導入が必要と考え、研究運航を続けてきた。
今回の本格運航は、道内の病院や消防など各関係機関と連携強化を図り、ドクターヘリを本格稼動させるための基盤整備を行ってきた成果がようやく結実した格好だ。研究開始からこれまでのドクターヘリ出動回数は339回を数える。
記念式典には、厚生労働省の河幹夫北海道厚生局長や高橋はるみ北海道知事、飯塚弘志北海道医師会会長らが出席。また、NPO法人救急ヘリ病院ネットワークの理事長で、元警察庁長官の国松考次氏らも駆け付けた。
手稲渓仁会病院の松波己院長は「道の公的サービスを担う基地病院として、正式にドクターヘリの運航を開始でき大変うれしい。ドクターヘリ事業の導入は、日本国内では8番目、道内では初めてのこと。3年間の研究運航を基本に安全運航を心掛け、救急の力となれるようがんばりたい」と挨拶した。
時速200キロメートルで飛ぶドクターヘリは、半径50キロ圏内を約15分で移動することが可能。出動の流れは《1》「119番」に事故や救急の電話が入る《2》管轄消防指令室の判断でドクターヘリ出動を要請《3》フライトドクター、フライトナースを乗せ出動《4》通信センター、消防と連絡を取り合いながら着陸場所を決め、ドクターとナースはその間に入ってくる患者の容態を把握して準備をする《5》現場に到着《6》現地の消防、病院と協力して救急治療を施す《7》必要に応じて患者を病院まで搬送するとなっている。
新年度からは北海道のほか、長野県でも事業がスタートするため、全国でドクターヘリを導入する自治体は計9ヵ所となる。
 ドクターヘリ運航式典には多くの関係者が訪れた
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