手稲渓仁会病院でスタッフがロビーコンサートを開催
医師やコメディカル、事務職員など総勢30人が参加
会場には患者さまやご家族、病院スタッフなど230人が集まり、立ち見も出る盛況ぶり。聴衆は元気や癒しをコンセプトにした8曲に耳を傾けました。
9月16日、手稲渓仁会病院で「なぎさ楽団ロビーコンサート」が催されました。会場には患者さまやご家族、病院スタッフなど230人が集まり、立ち見も出る盛況ぶり。聴衆は元気や癒しをコンセプトにした8曲に耳を傾けました。
なぎさ楽団は手稲渓仁会病院循環器内科医師の塙なぎさ先生を楽長に、今年4月に結成されました。ピアノやヴァイオリン、トランペットから、チェロ、サキソフォン、ティンパニまでを有する本格的な編成で、医師やコメディカル、事務職員など総勢30人が参加しています。楽団がコンサートを開くのは初めて。この日のために4月末から、週2回仕事のあと練習に励んできました。
当日は、映画「ニューシネマパラダイス」の曲目「過去と現在」でスタート。フルート、サックス、クラリネットと楽器を変えて時の流れを表現、病院スタッフが患者さまやご家族と関わってきた時間を想いながら演奏しました。
2曲目の「マレーナ」はミステリアスな女性を扱った映画音楽です。楽器の音を合わせにくく、直前までコンサートでの公開が危ぶまれた難曲でした。本番ではぴったりの息で、映画の雰囲気そのままに集まった人たちを楽しませました。
楽長の塙なぎさ先生(左)と地域連携室の高長行さん(右)
3曲目、4曲目では楽長の塙先生がピアノを演奏しました。「モーツァルトピアノソナタ」では華麗な指使いを披露し、「いつも何度でも」を腎臓内科医師の河野由梨子先生と連弾。
宮崎アニメ「千と千尋の神隠し」でお馴染みの優しい音楽が聴く人の心を暖めました。
5曲目は、地域連携室の高長行さんのトランペットによる「コンサートエチュード」。東京のコンクールで金賞を受賞した全国レベルの腕前が会場中を唸らせ、6曲目の「ネラファンタジア」ではで迫力ある男性コーラスがロビーに響き渡りました。
最後の曲目はビゼー作曲の「闘牛士の歌」。メンバー全員が参加した「カルメン」の情熱的な旋律には惜しみない拍手が送られ、場内からは「アンコール」の声が上がりました。声援に応えて童謡「もみじ」が合唱され、多くの人がメンバーと一緒にその懐かしいメロディーを口ずさみました。
手稲渓仁会病院「なぎさ楽団」の楽団員
コンサートが終わって、78歳になる菊地司さんは「20代からのクラシックファン。またやってほしい」と笑顔を見せ、67歳の大高信子さんは「患者として良い思いをさせてもらった。最後の闘牛士の歌は迫力があり感動した」と演奏の余韻に浸っていました。
本番を振り返って、塙先生は「みんな忙しい中での練習で不安もあったが、最後にはメンバーの気持ちが1つになった。成功したのはスタッフのやる気と、病院としての活気があったから」と話します。今回のコンサートは手稲渓仁会病院全体でバックアップ。各科の先生方が出し合った医局費でピアノを購入するなど、患者さま、職員のための音楽活動を支えています。
次はクリスマスに演奏会を開くことが目標です。「音楽が好きな患者さまが楽器に触れられる仕組みを整え、機会があればコンサートに弾き手として参加していただくのも夢のひとつ」といいます。
手稲渓仁会病院
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